観光客向けは除外!地元民が日常的に通う香川うどん・ランキング6選

香川県

観光客向けは除外!地元民が日常的に通う香川うどん・ランキング6選

〝コンビニの数よりうどん屋が多い〟といわれる、うどんの聖地・香川県。

実際に、香川の讃岐うどんは、地元民の生活には欠かせないものとして定着しています。

香川でうどんは重要な観光資源でもあり、全国的に知られる名店がいくつか存在しますが、実は、近隣の住民やサラリーマンなどが日常的に通うお店と、観光客向けにブランディングされたお店に、大きく二極化しているのが現状です。

今回は、観光客向けにブランディングされたお店や、観光客から火がついて知名度を得たお店を除外し、香川県に住む地元民が日常的に通う人気店だけを厳選してランキング形式でご紹介。

観光ガイドなどではあまり紹介されない知られざる名店もあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

(※極力、県内で複数店舗を運営しているチェーン店は外してご紹介しています)


なお、インターネットなどでは販売されていない絶対に現地で買うべき香川県のお土産を知りたい方は、あわせてこちらの記事をチェックしてみてください。


地元民が日常的に通う!香川のうどんランキング・6選

1位.手織りうどん 滝音(木田郡三木町)

手織りうどん 滝音(地元民が日常的に通う!香川のうどんランキング)(出典:instagram

まずは、高松駅から車で30分ほどの場所にある、木田郡三木町にあるうどんの名店。

平日の昼時には、作業服を着たお兄さんやスーツを着たサラリーマン、地元の住民などでとても賑わいます。

このうどん屋の名物は、『まかないぶっかけ』と呼ばれる、まかない料理からスタートしたメニュー。

コシのしっかりとした昔ながらのぶっかけうどんに、肉やわかめ、大根おろし、半熟卵、かまぼこなどが贅沢に載せられています。

まかないぶっかけ(出典:instagram

まさに、スタッフや地元民の〝腹を満たす〟ために提供される名物で、実際に観光客よりも地元民が圧倒的に多い印象です。

また滝音の面白いところは、通常の〝冷〟〝温〟に加えて、〝そのまま〟という選択ができること。

これは、一度湯掻いた麺を再度湯で温めたり、水で締めたりせず、文字通り〝そのまま〟提供されるものです。

麺そのものの弾力や風味をよりダイレクトに楽しむことができ、地元民にとても人気があります。

香川県木田郡三木町近郊の住民やサラリーマンから愛される名店をぜひチェックしてみてくださいね。

●手織りうどん 滝音
[住所]香川県木田郡三木町上高岡266−1
[営業時間]10:00~15:00(※月曜定休/※変動の可能性あり)
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2位.さか枝うどん(高松市番町)

さか枝うどん(地元民が日常的に通う!香川のうどんランキング)(出典:google.com

続いては、香川県庁の裏側に位置する、地元民御用達のセルフうどんの名店。

「さか枝うどん」は、来店した客が自分で麺を湯がいてトッピングを載せ、出汁を入れる、香川県では定番のセルフスタイルのうどん店です。

香川県高松市の街中に位置していて、平日の日中は県庁食品や近隣のサラリーマンなど、スーツ姿の地元民で賑わいます。

コシのあるうどん麺と、いりこ(=カタクチイワシ)をベースに作られた深みのある出汁が特徴で、昔ながらの王道のさぬきうどんを楽しむことができます。

自分でうどんに出汁を入れているシーン(出典:google.com

「さか枝うどん」は、現在(2024年2月時点)では香川県外でも知名度が高いうどん屋のひとつです。

それは、高松市番町の近郊は上場企業の支店なども多いビジネス街で、赴任してきた県外出身のサラリーマンが高松市内で「さか枝うどん」のうどんを日常的に楽しみ、転勤した後に全国で広めたことがひとつのきっかけとされています。

地元のビジネスマンを影で支えている、うどんの名店。

高松駅からも比較的近いため、ぜひ脚を運んでみてくださいね。

●うどんさか枝 本店
[住所]香川県高松市番町5丁目2−23
[営業時間]7:00~15:00(※土・日曜定休/※変動の可能性あり)
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3位.セルフうどん 天狗(高松市小村町)

セルフうどん 天狗(地元民が日常的に通う!香川のうどんランキング)(出典:google.com

続いては、高松市から南に伸びる〝さぬき東街道〟沿いに位置する、セルフのうどん屋。

香川県の中心地街から、手袋で有名な東かがわ市や徳島県に続く道中に位置しています。

店内も駐車場も広く、営業職のサラリーマンなどが立ち寄りやすいことから、平日の正午ごろは多くの地元民で活況を呈しています。

この「天狗」は、うどんや天ぷら、おでんのラインナップが豊富で、なかでも地元民に地味に人気があるのが〝肉そば〟です。

肉そば(出典:google.com

一般的に想像される〝そば〟とは全く異なる、うどんに使われる小麦粉で作られた太麺が特徴です。

甘辛い肉・出汁と絡む、田舎風のボソボソとした麺の食感がクセになります。

地元民はマクドナルドに行く感覚でうどんを楽しむため、うどん屋で〝食べログ〟などの口コミを書くことは滅多にありません。

そのため、「天狗」の〝肉そば〟はあまりネット上に情報がありませんが、地元民がいつものうどん麺とは若干異なる食感を楽しみたいときに注文する、いわば知る人ぞ知る人気のメニューです。

ぜひ「天狗」でその味や食感を確かめてみてくださいね。

●セルフうどん 天狗
[住所]香川県高松市小村町168−1
[営業時間]8:00~17:00(※変動の可能性あり)
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4位.中村うどん(丸亀市土器町)

中村うどん(地元民が日常的に通う!香川のうどんランキング)(出典:google.com

続いては、香川県丸亀市で人気のセルフ式のうどん店。

JR宇多津駅とJR丸亀駅のちょうど中間地点に位置していて、観光客からも知名度は高いですが、比率としては圧倒的に地元民が多い名店です。

香川県のこの周辺は工場地帯で、工場勤務のサラリーマンなどを中心に、日中は店の外まで列ができます。

〝グミのような食感〟と称される「中村うどん」の麺は、讃岐うどんのなかでも硬めで、しっかりとした歯応えを楽しめる点や腹持ちの良さから、地元民・観光客を問わずファンが多いです。

かけうどん(出典:google.com

なお、「中村うどん」から車で10分ほどの場所に位置する「なかむらうどん(平仮名)」は、暖簾分けした兄弟店です。

地元民も好む硬めの讃岐うどんを楽しみたい方は、ぜひ脚を運んでみてくださいね。

●中村うどん
[住所]香川県丸亀市土器町東9丁目283
[営業時間]10:00~14:00(※金曜定休/※変動の可能性あり)
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5位.手打麺や 大島(高松市太田下町)

手打麺や 大島(地元民が日常的に通う!香川のうどんランキング)(出典:google.com

続いては、高松市の〝サンフラワー通り〟沿いからすぐの場所に位置する、地元民に人気のセルフうどん店。

車社会の香川県は、実は、高松駅や南新町商店街などがある街中よりも、〝サンフラワー通り〟や〝レインボーロード〟沿いなどのやや郊外のほうが、飲食店など商業施設は活況があります。

「手打麺や 大島」も、地元民にとってアクセスしやすい立地に位置していて、そうしたことからも地元民に人気の名店として根付いています。

なめらかでコシのある麺と風味の良い出汁が魅力で、かけうどんに天ぷらやコロッケをトッピングするスタイルが一般的には人気です。

かけうどん(出典:google.com

「手打麺や 大島」は、老舗の「馬渕手打製麺所」が閉店する際にその味を引き継いでスタートしたうどん店です。

「馬渕手打製麺所」が提供していた製法や、それによるしなやかな麺を継承しつつ、やや麺のコシを強めることで今の「手打麺や 大島」の味が完成しています。

観光客からも知名度は高いですが、地元民も日常的に通う名店。

ぜひ脚を運んでみてくださいね。

●手打麺や 大島
[住所]香川県高松市太田下町3013−1
[営業時間]9:30~15:00(※日曜定休/※変動の可能性あり)
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6位.がもううどん(坂出市加茂町)

がもううどん(地元民が日常的に通う!香川のうどんランキング)(出典:google.com

最後は、食べログ・アワードにも選出された、全国的に知名度の高いうどんの名店。

「がもううどん」の人気の食べ方は、うどんに「あげ」をトッピングするシンプルなスタイル。

〝ザ・讃岐うどん〟とも呼べるコシのしっかりした王道の麺と、風味豊かな出汁、そして、素朴ながらシンプルに美味しいあげが絶妙にマッチしています。

うどん&あげ(出典:instagram

とくに土曜日や祝日は観光客で大行列ができますが、平日は日常的に通う地元民も多いです。

シンプルイズベストな讃岐うどんを楽しめる、地元民に人気のうどんの名店。

坂出市を訪れた際は、ぜひ脚を運んでみてくださいね。

●がもううどん
[住所]香川県坂出市加茂町420−1
[営業時間]8:30~13:00(※日曜・月曜定休/※変動の可能性あり)
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地元民が日常的に通ううどん店の特徴

以上、香川県に住む地元民が日常的に通う人気のうどん店を厳選し、ランキング形式でご紹介しました。

その傾向をみてみると、以下の4つの特徴が浮かび上がっています。

  1. オフィス街や工場地帯の近くや、大通り沿いにある
  2. 駐車場が広い
  3. 日曜・祝日は定休の場合が多い

以下で、少し詳しく解説します。

1.オフィス街や工場地帯の近くや、大通り沿いにある

香川県民にとって、うどん店はファストフードのようなものです。

忙しい仕事の合間に短時間で食べることができる、というのが、地元で需要が高い大きな理由のひとつ。

そのため、オフィス街や工場地帯の周辺、または、営業職などで県内を車で走り回る人が立ち寄りやすい立地に位置していることが一般的です。

2.駐車場が広い

上でもご紹介したように、多くの香川県民にとって、一般的な交通手段は自動車です。

JRや〝ことでん〟と呼ばれるローカル鉄道もありますが、日常的に使用している地元民は比較的少数です。

オフィス街のうどん店はこの限りではありませんが、自動車でスッと立ち寄ることができる駐車場の面積が広い店が地元で根付いている印象です。

3.日曜・祝日は定休の場合が多い

香川県民にとって、うどんは、仕事や学校のある平日の日中にもっとも需要が高いです。

逆に、土日や祝日は日常食とは違う、焼肉やおしゃれなレストランなどに需要があります。

そのため、地元民相手のうどん屋は、日曜や祝日を定休にしている場合が多いです。



おわりに

いかがでしたか?

ご紹介した以外にも、県内で複数店をチェーン展開している「こだわり麺や」や「たも屋」、さらに全国展開の「はなまるうどん」も、香川県民は日常食として利用します。

せっかく香川県を観光するなら、地元に根ざしたうどんを堪能してほしいもの。

ぜひご紹介したことを参考にしてみてくださいね。

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